過去と今をつなぐ旅 〜立原道造と塙保己一を訪ねて〜

姫路で癌封じの祈祷やお守りをお探しの方は神社・修生会へ

079-245-0780

〒672-8023 兵庫県姫路市白浜町甲2379

lv

過去と今をつなぐ旅 〜立原道造と塙保己一を訪ねて〜

ブログ

2025/05/20 過去と今をつなぐ旅 〜立原道造と塙保己一を訪ねて〜

旅のきっかけは「ラムセス大王展」だった。だが本当の目的は、その周辺に散らばる、かつて心に残った詩人や偉人の痕跡を訪ね、自分という存在の輪郭を、もう一度確かめることだったのかもしれない。

 

15歳のころ、私は立原道造の詩に魅せられた。
瑞々しく、どこかはかないその詩行が、当時の私の心に静かに降り積もっていた。
なぜ今になって彼を再び思い出したのか——きっと、人生のある段階を越えた今だからこそ、もう一度、彼の言葉と向き合いたくなったのだと思う。

 

そして、塙保己一。
視力を失いながらも学びに打ち込み、後世に巨大な知の財産を残した人物。
血縁でも、直接の関係でもないように見える。けれど、重要な縁があるのだ。

 

この旅で再確認させられる「目的」を定めすぎないことの大切さ。予定どおりにいかないこともある。だが、そういうときにこそ、予定にはなかった出会いや景色が私の前に姿を現す。それを楽しむことが、重要なのだ。

たとえば児玉駅。上り列車は1時間に1本。ところが、10分後に下り方面に列車が来ることに気づき、上越新幹線を経由して戻るという思いがけない移動が生まれた。
こうした小さな「ずれ」も、旅の楽しみであり、学びとなる。

 

道中を自分の感覚で歩くこと。
地下鉄やタクシーを組み合わせながらも、風に吹かれ、木立を見上げ、立ち止まること。
それが自分の感性を豊かにしてくれる。
そうして得た感覚は、きっと周囲にも還元されるものになるはずだ。

人は、一人で生きているのではない。
血縁、魂の縁、出会いや書物——それらが複雑に絡み合いながら、今の「私」をつくっている。
だからこそ、こうして過去の人物に会いにいく旅は、自分自身と出会う旅でもある。

 

 

埼玉方面

上野東京ラインの車内から。まず浦和へ向かう。静かな在来線。

 

浦和駅前

浦和駅前。サッカーの街らしい活気があった。

 

別所沼公園

別所沼公園の看板。静けさと人の営みが混ざる時間。

 

別所沼公園の池

木立の間から見える池。立原が愛した景色を思い浮かべる。

 

ヒアシンスハウス

ヒアシンスハウス

ヒアシンスハウス。立原道造の夢が形になった空間。椅子に腰かけ、彼の目線を想像する。

 

本庄駅前

本庄駅前。「塙保己一、生誕の地」の看板。

 

塙保己一の像

上越新幹線・本庄早稲田駅前に立つ塙保己一像。「世のため後のため」。

 

l10403401-20 l1040354-1-20

塙保己一生家

塙保己一生家。今もなお、豪農らしい立派な構えが残る。

 

l1040425-1-20塙保己一墓所

塙保己一の墓。

 

御霊稲荷神社

御霊稲荷神社本殿 l1040319-20

御霊稲荷神社と、どうしてそこにあるのか不思議な少彦名命の石碑。

 

l1040332-1-20

御霊稲荷神社境内から見渡す風景。

 

龍清寺

龍清寺

 

三日月不動堂

三日月不動堂。保己一の母が祈った場所。

 

l1040410-20

飛龍之榧(かや)。時を超えて立ち続ける樹齢300年の大樹。保己一は、樹齢100年ぐらいの時を知っている。

児玉の風景

児玉の風景

萩野家(保己一の実家)の菩提寺までの道は、のどかな田園風景だ。

 

塙保己一記念館

塙保己一記念館

塙保己一記念館の肖像画

渋沢栄一説明

本庄市立塙保己一記念館。知の営みを丁寧に展示。

 

 

児玉駅

乗車駅証明書

児玉駅

 

本庄早稲田駅

上越新幹線

上越新幹線で東京へ

 

四ツ谷駅前

 

愛染院

 

塙家墓所

四ツ谷・愛染院。塙保己一の眠る地。線香をあげる女性たちの姿が印象に残った。どこかで縁がある方々なのだろう。

 

 

#立原道造 #塙保己一 #魂の旅 #詩と建築 #歴史探訪 #別所沼公園 #本庄市 #愛染院 #前世の縁 #人生の途中で出会うもの #感性の旅 #計画に縛られない旅 #世のため後のため

 

 

修生会

住所 兵庫県姫路市白浜町甲2379
電話番号 079-245-0780
アクセス 白浜の宮駅より徒歩10分

TOP