「令和四年元旦大祭式辞」

姫路で癌封じの祈祷やお守りをお探しの方は神社・修生会へ

079-245-0780

〒672-8023 兵庫県姫路市白浜町甲2379

lv

「令和四年元旦大祭式辞」

ブログ

2022/01/02 「令和四年元旦大祭式辞」

beach-1852945_1920

令和四年の新春を謹んでお慶び申し上げます。

 

年の初めの大神様へのご挨拶を皆さまとともに述べさせていただけましたことに、感謝いたします。今年一年のご守護を賜れますようわたしたちのそれぞれが志を新たにする祀りごとになったことと思います。

 

これまでの二年間は、コロナ禍で不自由な日常であったことと思います。一昨年の四月に、新型コロナ騒動の二年間で日本では禊を終え、新たな価値を提示することを説明いたしました。私たちは、自然、あるいは災害を支配しようとするのではなく、そうした中に暮らしていることを知っています。

 

ここにご参集の皆様は、宇宙の流れを、より強く感じておられることと思います。

東洋思想では言葉や文字に「天意」が宿ると説明します。

 

昨年は、辛丑(かのとうし)でした。「辛(かのと)」は思い悩みながら、ゆっくりと衰退していくことや、痛みを伴う幕引きを意味しています。納音(なっちん)は「壁上土」です。地道で堅実、不動の精神力を指し示しています。二十八宿では「觜宿(ししゅく)」にあたり、もどかしい年であることを示しています。

 

昨年、実際に起きたことをいくつか挙げてみましょう。目を引いたのは、手放しで喜ばしいというよりも、努力の成果であったり、もどかしい感じを受けるものが多かったのです。

 

コロナウイルスの累計感染者数が、世界で二億八千万人、死者数は五四〇万人。オミクロン株が拡散しています。多くの国で入国制限を行い、ワクチン接種を進めています。

 

東京五輪は、コロナ禍で一年延期して開催され、残念ながら無観客の中で開催されました。

米国でジョー・バイデン第四十六代大統領に就任しました。大統領を選出する上下両院合同会議の連邦会議に暴徒が乱入するなど混乱が生じました。また、バイデン大統領は、超党派の合意形成に自信を見せ、団結を訴えましたが、党派対立は激化しました。

 

中国の台頭が国際情勢を変化させ、また、人権問題、大企業の経営危機を表面化させてきました。人権問題は、今年の北京冬季五輪の参加問題に及んでいます。

 

眞子様、小室圭さんが結婚されましたが、皇室の関連行事が行われませんでした。

 

静岡県熱海市で、大規模な土石流が生じ、二十六人の方がお亡くなりになりました。以前から行政が業者に崩落の起点付近の安全対策を求めていました。

 

自民総裁に岸田氏が選任され、首相に就任されました。

 

アフガニスタンをイスラム主義勢力タリバンが全土掌握の宣言をしました。同時に駐留米軍は撤収しました。

 

華々しく見えるものもありますが、努力の成果であり、またもどかしさを感じられることも多かったのです。

 

修生会では、山口翔先生の原作・脚本で「赤穂夢物語り-令和龍國伝-」が上映されました。その映画は、一昨年に、ここ、修生会道場で細川邸の宴会シーンの部分が撮影され、昨年十月にこの道場でも上映会をさせていただきました。国政を担う先生方にもご参加いただきました。元禄赤穂事件の真相が明らかになり、新しい日本の始まりを予感させます。そして、私もこっそり出演させていただきました。

 

『あなたのパフォーマンスを十倍にする瞑想法』を上梓させていただきました。アマゾンでいつでもお求めになれます。そこで、出版記念講演会と瞑想の会をこの道場で行いました。

修生会のこれまでにない活動は、神霊的に新たな舞台が用意されてようとしていることだと思えます。

 

年のはじめに、今年の、希望に満ちた抱負を抱かれているかと思います。

 

今年、令和四年は、五黄土星が中宮に、干支は、壬虎(みずのえとら)です。

 

「壬(みずのえ)」は、十干の九番目、生命の循環で言えば終わりの位置に近く、次の生命を育む準備の時期を表しています。厳冬を耐えて内に蓄えた陽気で次代の礎となることです。

「寅」は、矢が放たれる準備段階で、強く大きく成長しはじめるといったことを表しています。

 

「壬」が「寅」を補完し強化する関係ですから、「動き始め、胎動」といった意味となります。

 

納音は、金箔金。

 

間近で同じ干支であったのは六十年前です。その年、貿易の自由化が始まりました。

 

その年に発売されたり、はやった商品は、小型ポータブルテレビ、「バファリン」、「パンシロン」、「リポビタンD」、「花王ブリーチ」、「リプトンティーバッグ」、「きゅうりのキューちゃん」など、今もポピュラーな商品があります。

次の時代を担うものを見せるのでしょう。

 

中国共産党「七千人大会」が開会され、毛沢東党主席が大躍進政策の失敗を認め、自己批判しました。

 

また、ビルマで軍事クーデター発生、ネ・ウィンが実権掌握しました。

 

二十八宿は、参宿(しんしゅく)で、独自の世界観を持ったエネルギッシュで活発な宿です。何事も恐れない決意と自信がみなぎっていて、果敢に人生を切り開いていきます。

 

干支、納音、二十八宿の一巡は、四百二十年です。ですから、一六〇二年、あるいは、その前後を見ることで、今年のこと、あるいは、その後の経緯を推し量ることができるのです。

その年は、徳川幕府成立直前で、それまでの支配の体制が衰退し、新たなものに置き換わっていく時代なのでした。

 

オランダ船が初めて東インドに到着した一五九六年から六年後、一六〇二年にオランダ東インド会社が設立されました。

 

お一人お一人もこれまでの経験の整理が進み、これから活かされるものが表面化してくることでしょう。

 

その年の天空の気配が、地上に影響し、新たな時代になっていくのです。

 

現始大神様の下(もと)においでのおひとりおひとりに偉大な配慮と託された役割があります。そのお計らいに感謝し、努力精進されることを念願しています。

 

新しい年を、皆様方とともに神様のご守護を受けて、健やかで、幸多き日々に過ごさせていただくことができますように心よりお祈り申し上げます。

 

令和四年元日
修生会会長 中澤鳳徳

 

 

修生会

住所 兵庫県姫路市白浜町甲2379
電話番号 079-245-0780
アクセス 白浜の宮駅より徒歩10分

TOP