平成二十四年の新春を謹んでお慶び申し上げます。
年の初めの大神様へのご挨拶を皆さまとともに述べさせていただけましたことに、感謝いたします。
一方でたいへん残念なことに、昨年の東日本大震災では、多くの方が行方不明になり、またお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。
そうした経験も糧にして今年一年のご守護を賜れますようわたしたちのそれぞれが志を新たにする祀りごとになったことと思います。
昨年、当会では、三つの出来事がありました。
一つめに、三月十一日の東日本大震災の直後から、被災された方々や関係された皆さま方のためにお祈りをし、また募金をいたしました。そして原子力発電所の事故を受けて節電しました。さらに被災者の皆さまの心のケアのために「ハート&ソウル」支援を進めました。
二つめに、神さまとのご縁のある方々のお役に立てるようにホームページの刷新とご紹介のカードなどを用意しました。ホームページを八月に刷新しましたが、とくにパソコンに不慣れな方やインターネットの環境が十分ではない方でも、またモバイルでも、見やすく分かりやすいホームページにいたしました。
三つ目に各種のメディアの対応をしました。さくらふくむすめの募集や東日本大震災の「ハート&ソウル」支援を、朝日新聞社のアサヒドットコムなど、のべ百ほどのメディアにとり上げていただきました。
昨年の元旦大祭で、平成二十三年は、辛卯(かのとう)で、「上が干す」、あるいは「枯れて、新しく生まれる」こと、つまりこれまで周囲に押しつけてきた人たちの意見が通らなくなり、また卯は、「閉じていた扉を無理に開く」ことなので、今までできなかったことが、犠牲を伴ってできるようになることを意味し、暴動や革命が起こりやすく、数年間で、各国の内部で変革が起こり、国家間の関係も変化することを説明しました。
昨年、実際、大きく取り上げられたいくつものニュースが、辛卯(かのとう)の年らしいできごとだったように思えます。
一月に北アフリカのチュニジアで長期独裁のベンアリ政権が、退陣要求デモに屈して崩壊、同月シリアのアサド政権では、デモ弾圧で騒乱が勃発し、現在も内戦への発展が懸念され、二月にエジプトでは長期独裁体制に対する民主化要求でムバラク政権が倒れ、五月にイスラム過激派テロリストとして知られるウサマ・ビンラーディンは殺害され、十月にリビアでは最高指導者カダフィ氏打倒を目指す内戦に発展し、カダフィ氏が死亡、十一月にイエメン騒乱でサーレハ大統領は、権力委譲に合意しました。十二月には北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去しました。
昨年、サッカーの「なでしこジャパン」が世界一になったことも「今までできなかったことが犠牲を伴ってできた」ことなのかもしれません。東日本大震災や原子力発電所の事故は「閉じていた扉を無理に開く」そのものにも見えます。
年が改まって、今年こそは、と思っていらっしゃる方も多いことでしょう。本年の干支(かんし)は、壬辰(みずのえたつ)です。
「壬(みずのえ)」の文字は、草木の内部に新しい種子ができた状態を表しています。「辰」は、陽の気が動き、草木が伸びる状態を表しています。また英雄が現れ、邪悪を放逐することとも見られます。「よこしまな」「ねじけた」をも意味し、一筋縄にはいかないかもしれません。
壬辰(みずのえたつ)は、水がダムに堰き止められている状態で、大きな力、可能性を秘めた年です。自然界の海や大地に眠る秘められたモノが注目を集めます。
外部から大きな災いが降りかかる意味を持っています。今年も各国の体制は変化しますので、これまでの各国の関係を変えてしまいます。それが禍(わざわい)となります。
新たな価値体系をもったまったき方々、まったき企業、まったき国家がカオスに秩序を作ろうとしているのです。
真理に基づく人類の普遍的な価値や叡智を、私たちは、この修生会で受けることができます。当会の「大憲章」にある「日本の最高文化国家建設と世界平和に寄与することを目的と」しての活動に、お集まりの皆さんは参画することができるのです。
現始大神様の下(もと)においでの会員の皆様方のおひとりおひとりに偉大な配慮と託された役割があります。そのお計らいに感謝し、どなたもが、わたしたち一人ひとりの安心立命と世界人類の平和の実現のために努力精進させていただきたいものです。
新しい年を、皆様方とともに神様のご守護を受けて、健やかで、幸多き日々に過ごさせていただくことができますように心よりお祈り申し上げます。
平成二十四年元旦
修生会 会長 中澤鳳徳タグ: ハート&ソウル支援, 価値体系, 元旦大祭, 叡智, 壬辰, 平成24年, 式辞, 東日本大震災, 真理, 辛卯