079-245-0780
〒672-8023 兵庫県姫路市白浜町甲2379
第5回 層は消えずに生き続ける ― 現代日本人の中の古層
これまで見てきた層は、過去の遺物ではありません。 それらは今も、私たちの心の中で同時に働いています。
森に入ったときの感覚、 先祖の墓前での静かな気配、 「場の空気」を読む感覚。
これらは合理的な思考とは別の層から来ています。 それは、世界と分かれきらない感覚――縄文的基層です。
国の象徴や伝統行事、 歴史に対する感情的なつながり。
私たちは理屈だけで社会を見ているのではなく、 物語の層によって社会を感じています。
悩み、無常を感じ、 内面を見つめ、心を整えようとする。
これはまさに仏教がもたらした内面の層です。
私たちが一貫しないように見えるのは、 考えが曖昧だからではありません。
異なる層が同時に働いているからです。
合理的に考えながら、 目に見えないものを尊び、 伝統を大切にしつつ、新しいものも受け入れる。
これは矛盾ではなく、 層構造の自然な働きなのです。
この連載は、日本文化論であると同時に、 自己理解の問いでもあります。
自分はいま、どの層から物事を見ているのか。 その視点に気づいたとき、 他者の立場もまた別の層から来ていることが見えてきます。
そこに、理解と調和の可能性が生まれます。
修生会
住所 兵庫県姫路市白浜町甲2379 電話番号 079-245-0780 アクセス 白浜の宮駅より徒歩10分
26/02/20
26/02/19
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第5回 層は消えずに生き続ける ― 現代日本人の中の古層
これまで見てきた層は、過去の遺物ではありません。
それらは今も、私たちの心の中で同時に働いています。
■ 私たちは今も縄文的に感じている
森に入ったときの感覚、
先祖の墓前での静かな気配、
「場の空気」を読む感覚。
これらは合理的な思考とは別の層から来ています。
それは、世界と分かれきらない感覚――縄文的基層です。
■ 神話的層も生きている
国の象徴や伝統行事、
歴史に対する感情的なつながり。
私たちは理屈だけで社会を見ているのではなく、
物語の層によって社会を感じています。
■ 仏教的な層も働いている
悩み、無常を感じ、
内面を見つめ、心を整えようとする。
これはまさに仏教がもたらした内面の層です。
■ 現代日本人の「複雑さ」の正体
私たちが一貫しないように見えるのは、
考えが曖昧だからではありません。
異なる層が同時に働いているからです。
合理的に考えながら、
目に見えないものを尊び、
伝統を大切にしつつ、新しいものも受け入れる。
これは矛盾ではなく、
層構造の自然な働きなのです。
■ 自分はどの層で生きているのか
この連載は、日本文化論であると同時に、
自己理解の問いでもあります。
自分はいま、どの層から物事を見ているのか。
その視点に気づいたとき、
他者の立場もまた別の層から来ていることが見えてきます。
そこに、理解と調和の可能性が生まれます。
修生会
住所 兵庫県姫路市白浜町甲2379
電話番号 079-245-0780
アクセス 白浜の宮駅より徒歩10分