近現代東アジアを読み解く:満洲・日本・台湾から見た中国の政治主体の変遷

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近現代東アジアを読み解く:満洲・日本・台湾から見た中国の政治主体の変遷

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2025/11/20 近現代東アジアを読み解く:満洲・日本・台湾から見た中国の政治主体の変遷

近現代東アジアを読み解く:満洲・日本・台湾から見た中国の政治主体の変遷

東アジア史、とくに古代中国や文明史には興味を持ってきましたが、近現代の政治関係については自分なりに整理が十分ではありませんでした。そこで、現在の中国の立ち位置──とりわけ台湾との関係がどのような歴史から生まれているのか──を把握するため、清朝末期から現代に至るまでの歴史の流れを、時系列で整理しました。

本稿は、学術的検証を尽くした研究論文ではなく、歴史の大きな流れをつかむための心覚え・基礎資料として作成したものです。構造を追いやすく、理解の手がかりとして有用な内容となったため、ここに公開いたします。


◆ 本稿が扱う範囲・視点

■ 対象期間

清朝末期(19世紀後半)〜現代(中華人民共和国・台湾)

■ 主眼

  • 中国の政治主体がどのように変遷したか
  • 満洲・台湾・日本がどの時代にどう関わったか
  • 中国と台湾の分離構造が成立した背景の把握

■ 本稿が扱わない領域(補助的扱い)

  • 古代中国史(テーマ外)
  • 国際政治や安全保障をめぐる政策分析
  • 現代政治の評価・立場表明

◆ 清末〜現代:中国の政治主体の変遷と満洲・日本・台湾

① 清末(19世紀後半〜1912)/主体:満洲族王朝「清」

  • 満洲族による支配(北京を中心)
  • 列強による干渉・領土喪失

日本との関係:日清戦争(1894–95)敗北 → 下関条約で台湾割譲

② 中華民国成立(1912〜1928)/主体:共和政・軍閥割拠

  • 辛亥革命により清が崩壊、共和国成立
  • 軍閥が各地で支配

満洲:張作霖・張学良
台湾:日本植民地支配

③ 国民政府の統一(1928〜1931)/主体:蒋介石(国民党)

北伐成功 → 張学良が帰順 → 満洲も中華民国体制へ

④ 満洲事変〜満洲国(1931〜1945)/主体:日本+満洲国・中国本土は二重政権

  • 日本が満洲占領、溥儀を元首とする満洲国樹立(実質日本軍支配)
  • 本土は国民党政府と共産党が並立

⑤ 日中戦争〜第二次大戦(1937〜1945)/主体:国民党・共産党

日本が本土を広範囲で占領。共産党が農村で勢力拡大。台湾は日本領(1895〜1945)。

⑥ 戦後と内戦(1945〜1949)/主体:国民党 vs 共産党

  • 日本敗戦で満洲国崩壊 → ソ連進駐 → 工業力を共産側へ
  • 国共内戦 → 共産党勝利、国民党は台湾へ撤退

⑦ 中華人民共和国成立(1949〜現在)/主体:中国共産党

  • 中国本土は中共が統治
  • 満洲は中華人民共和国PRCの重工業地域へ

⑧ 台湾の政治(1945〜現在)/主体:国民党→民主化

  • 1949年に中華民国政府が台湾に移転
  • 1980年代以降、民主化と台湾アイデンティティの形成

◆ 時代別の比較表

時期 中国本土 満洲(東北) 台湾 日本の関与
清末 清(満洲族) 清朝直轄 清 → 日本(1895) 日清戦争
1912–1928 中華民国(軍閥) 張作霖・張学良 日本領 権益維持
1928–1931 国民党政府 国民党支配 日本領 緊張
1931–1945 国民党/共産党 満洲国(日本支配) 日本領 満洲国建設
1945–1949 国民党 vs 共産党 ソ連 → 共産党 中華民国(国民党) 日本敗戦
現代 中国共産党 中華人民共和国の一部 中華民国(台湾) 経済交流

◆ 結び:台湾問題は近代史の延長にある

台湾問題は現代政治の衝突だけでなく、満洲族王朝の崩壊、日本の大陸進出、国共内戦、そして戦後の二重国家構造といった歴史的経緯の延長線上にあります。

近現代史を振り返ることは、現在を理解するための確かな基礎となると感じています。

 

 

 

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