実践会を開催しました―テーマ『不条理からの解放』

去る10月25日（土）、修生会の毎月の恒例行事である実践会を開催いたしました。
今回のテーマは「不条理からの解放」。

サルトルやヘーゲルをはじめ、キルケゴール、カフカ、カミュといった哲学者たちの思想を手がかりに、「アウフヘーベン（止揚）」という概念を中心として、日常生活や仕事、人生の選択における理不尽さをどのように受けとめ、消化し、許し、そして乗り越えていくかを考察しました。
資料には、参加者が各哲学者について理解を深められるよう、Wikipediaの記事をもとにまとめたものを使用しました。写真はその表紙です。
当日は女性の参加者が多く、カフカが実はなかなかのハンサムだったという話題でも盛り上がり、和やかなひとときとなりました。

哲学というと難しく感じられがちですが、こうした実践会では、日常の悩みや葛藤に寄り添う「生き方の智慧」として学び合う場を大切にしています。

次回の実践会も、皆さまの心に光をもたらす学びの時間となるよう準備を進めております。