秋、稲穂と祭りと――地域に息づく感謝の心

10月も半ばに差し掛かり、修生会の近隣では、田んぼの稲穂がこうべを垂れ、秋の実りの季節を迎えています。黄金色に染まった田園風景の中を歩くと、自然の恵みに感謝する気持ちが胸に湧いてきます。

そんな豊かな風景とともに、地域を代表する伝統行事「灘のけんか祭り」が、今年も間近に迫っています。祭りの舞台となるのは、兵庫県姫路市の松原八幡神社。開催日は10月14日・15日です。

「けんか祭り」として知られるこの祭りは、豪快な屋台の練り合わせや、ぶつかり合いが見どころ。勇壮な光景と熱気あふれる雰囲気は、多くの人々に感動を与え、地域の誇りとして長く受け継がれてきました。

秋の実りを喜び、無事を願い、そして一年を振り返って感謝を捧げる――この季節は、自然と人の営みが深く結びついていることを改めて感じさせてくれます。

修生会にお参りの際は、祭りの賑わいや田園の風景にもぜひ目を向けてみてください。お越しの皆さまは、交通や混雑にお気を

つけて、安全にご参詣くださいますようお願い申し上げます。