式辞

「平成二十九年開祖生誕祭式辞」の全文を掲載します

2017年4月2日 by syuseikai

  平成二十九年開祖生誕祭式辞

本日は、お忙しい中、開祖生誕祭にお越しいただき、心よりお礼申し上げます。そして、この聖霊殿の前で、開祖様のお誕生日のお祝いを述べ、皆さまと喜ばしい式典を執り行わせていただけたことに感謝いたします。

当会の開祖であります中澤一聖様は、明治二十九年にお生まれになり、ここにおいでになれば、この月、満の百二十一歳です。開祖さまは、信仰篤く、教養ある母親から多くを学び、住み慣れた豊かで恵まれた丹波を出られました。開祖さまの見てこられた時代は、第一次世界大戦での大戦景気、世界恐慌、第二次世界大戦、そして高度経済成長の激動の時代です。

開祖様は、現始大神さまから授かった力を駆使して、人助けをされてきました。高砂の曽根でお世話になりながら、病気治しをはじめとする人助けに専心され、御技(みわざ)をもって、当時、不治であった癌を治すなどの奇跡を次々に起こしてこられました。

日本書紀の初めに現れられる国常立尊(くにのとこたちのみこと)様して知られている現始大神様が、開祖さまを通じて、この地上で偉業を達成されようとしています。昨今の世界の情勢の変化、そして価値観の変化は、新しい時代の幕開けのしるしです。宗教の枠を超えて霊性を信じる人たちが現れ始め、成熟した人格を形成しようと努めています。地上世界のそうした潮流は、神界に倣(なら)っています。

人の本質は魂ですから、私たちの目に見える事柄や感情にとらわれることなく、宇宙の流れに沿わなければなければならないのです。

日本には、「中今」と呼ぶ思想があり、心乱すことなく日常を過ごすことができたのです。それは、今のこのときを大切にする生きかたです。当会では中今を用いて、どなたでもが瞑想状態で日常を過ごす方法を整えました。この方法は、お釈迦様の瞑想に近いものです。お釈迦様が頼られた神様が、当会のご祭神である現始大神様だと開祖様から聞いています。ですから、二千数百年前のインドの瞑想と、千数百年前の日本人の生き方に由来する瞑想が似たのです。中今瞑想を用いることで、深く悟り、慈しみに満ち満ちて生きることができます。この方法をご活用いただき、開祖さまの記(しる)された大憲章にある通り日本の文化的国家の建設と世界平和が成就しますように願っています。

最後になりましたが、この祭事にお手伝いいただいた皆さまの献身的なご奉仕に感謝いたします。また、開祖様のお誕生日のお祝いのこの日にここにお集まりの皆さまに、感謝いたします。

ご縁のあるより多くの方々の下(もと)に、開祖様のお知恵と御業(みわざ)が、届けられますように、そして、皆様方のそれぞれに託された使命を全うされますように念願して、本日の式辞とさせていただきます。

ありがとうございました。

 平成二十九年四月一日
         修生会会長 中澤鳳徳

平成二十八年 阪神淡路大震災、東日本大震災追悼の集い式辞 (悼みを糧として使命を全うする)

2016年1月18日 by syuseikai

平成二十八年 阪神淡路大震災、東日本大震災追悼の集い式辞
(悼みを糧として使命を全うする)

本日ここに、阪神淡路大震災、東日本大震災追悼の集いを執り行うにあたり、それらの震災や津波でお亡くなりになりました併せて二万六千人の方々の御霊(みたま)に対し、謹んで哀悼の意を表します。そして、今なおその後遺症に苦しんでおられる方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。

二十一年前の今日、一月十七日の早朝の地震により、阪神間から淡路にかけて多くの被害がありました。多くの家屋やビルディングが倒壊し、多くの方々がお亡くなりになりました。お亡くなりになった方の多くが、家屋や家具の下敷きになり、あまりに短い時間のうちに圧死されています。また火災に巻き込まれ、お亡くなりになった方も多くいらっしゃいます。

震災時、私は、神戸の中央区に住んでいました。建物は無事だったものの、生きてきた証が、部屋の中で崩れ落ちたのです。私は、肉体的には無傷(むきず)でした。しかし、組み上げた価値が崩落し、生きることの意味を失わせたのです。私は、六甲山に向かおうとしていました。冷静に考えれば、安全ではないと分かるはずの所に行こうとしていたのです。そばにいる友人の支えで、死の誘惑からまぬがれました。そして、神戸をあとにし、出雲、津和野で三週間を過ごし、その後、二年間、明石でお世話になりました。言い尽くせぬ感謝です。

平成二十三年の三月十一日の午後に宮城県沖を震源とした日本の観測史上最大の規模の地震と、それによって生じた大津波で、多くの方が水死などでお亡くなりになり、また行方不明となられています。また原子力発電所の大きな事故を引き起こしました。

お亡くなりになった方々の慰霊や供養は、価値ある活動です。神計らいによって神域での慰霊を執り行わせていただけることで、私たちの祈りが、まっすぐに霊体に働きかけます。ここには、お亡くなりになった方々が、お喜びになる配慮があるのです。霊体の方々にお喜びいただくことは、生きている私たちの生かさせていただく糧なのです。

人は、神に見守られ、人に支えられて生きるのです。生かさせていただくことが感謝の極みです。一人ひとりの全体に人智の及ばない配慮があります。

ここ、兵庫県姫路市において、本日の集いに臨み、私は、大きな自然災害によって生じた大きな苦難の解決が、どなたにとっても難しく、今後、大きな苦難を招かないように、また不測の事態によって負った心の傷を、どなたもが安心して治癒できる社会の実現に取り組む必要を再確認しました。

明治以降、日本は、物財の豊かさを求め、成功しました。平成七年の阪神淡路大震災で、経済の陰りを見せ、東日本大震災で日本の工業社会にとどめを刺されました。資源エネルギーの多消費のつまづきは、私たちが気づいていた心の傷みを明らかにしただけなのです。貴い犠牲を日本の未来に活かすために、私たちのだれも使命を果たし、心ゆたかな社会の実現に勤(いそ)しみ勤めることを、御霊(みたま)の前にお誓い申し上げます。

終わりに、阪神淡路大震災と東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福と、ご遺族並びに被災者の方々の今後のご多幸を心からお祈りし、併せて参列者並びに関係者の皆様方のご健勝をご祈念申し上げます。

平成二十八年一月十七日
修生会 会長 中澤鳳徳

平成二十八年元旦大祭式辞

2016年1月1日 by syuseikai

「平成二十八年元旦大祭式辞」

平成二十八年の新春を謹んでお慶び申し上げます。

年の初めの大神様へのご挨拶を皆さまとともに述べさせていただけましたことに、感謝いたします。今年一年のご守護を賜れますようわたしたちのそれぞれが志を新たにする祀りごとになったことと思います。

皆さまにとって、昨年は、どのような一年だったでしょうか。お一人おひとりの運気に左右されるばかりではなく、世間全体の流れと同期したり、摩擦となる部分もあります。この現実の世界は、私たちの本源、霊的な世界と密接につながっています。皆さんのお一人おひとりの魂の成長にふさわしい現実が用意されるのです。ですから、私たちは、世界の流れを知って、私たち自身を磨くよすがにすることができるのです。

今年、平成二十八年は、暦などをご覧になるとお分かりのように丙申(ひのえさる)です。はじめの丙(へい、ひのえ)は、「明らか」という意味です。甲、乙、丙と、十干の中では三番目です。前年の「乙」はまだ曲がっている状態でした。丙は形が明らかになってくる頃です。申年の申は「呻く(うめく)」低い声を漏らすことです。それは果実が成熟して、完熟の前の状態です。これまで頑張ってきた皆さんには、今年は、評価される良い年になります。

前回の丙申(ひのえさる)は、六十年前、昭和三十一年です。その年には、戦前の経済水準を回復し「もはや戦後ではない」が流行語になりました。戦後の成長が明らかになってきたのです。日本が国際連合に加盟。日ソ共同宣言。そして、ソ連では、それまでのスターリンの横暴をフルシチョフが批判しました。それが世界を数十年にわたって混乱に陥れました。大都市であった横浜、名古屋、京都、大阪、神戸がこの年に政令指定都市になり、その後、さらに大きな都市になったのです。アメリカでは、それまでにデビューしていたエルヴィス・プレスリーが、この年に全米チャート一位、レコード売上トップになりました。いずれも、その年にはじまったとか、その年に最盛期になったというより、その年に明らかになった、評価された、そして、それがその後、長く影響するのです。

皆さんが、これまで仕事上での、あるいは、家庭内での活動が、今年、明瞭になります。それをきっかけに、その後、より大きな成果が出るのです。ですから、昨年までに取りかかっていた事柄を踏まえて、来年以降さらに大きな成果が出るように今年の抱負を作成する年にあたります。

昨年、当会では、中今瞑想のセッションを開始いたしました。朝日新聞デジタルや、読売オンラインなど多くのメディアで取り上げていただきました。そして、実際、いろいろな職業の方にご活用いただいています。瞑想は、宗教家が悟りを開くための基礎的な能力であるばかりではなく、だれにとっても有用です。中今瞑想は、日本の古代からの私たちの生き方、今の瞬間を大事にする「中今」を基礎にしたものです。どなたでも、簡単に習得できる技術で、日常を瞑想状態で過ごすことができます。この瞑想のセッションが日常の生活とシームレスにつながりますので、日常で生じるストレスをただちに消し去り、常時ツイている状態にすることができます。また、周囲との関係を改善し、それぞれの使命を共有、分担することができるようになります。瞑想が悟りをもたらし、お一人おひとりの人生を確信に満ちたものにしますので、ご活用ください。

真理に基づく人類の普遍的な価値や叡智を、私たちは、この修生会で受けることができます。当会の「大憲章」にある「日本の最高文化国家建設と世界平和に寄与することを目的と」しての活動に、お集まりの皆さんは参画しているのです。

現始大神様の下(もと)においでのおひとりおひとりに偉大な配慮と託された役割があります。そのお計らいに感謝し、どなたもが安心立命と世界人類の平和の実現のために努力精進させていただきたいものです。

新しい年を、皆様方とともに神様のご守護を受けて、健やかで、幸多き日々に過ごさせていただくことができますように心よりお祈り申し上げます。

平成二十八年元旦           
修生会会長 中澤鳳徳

平成二十七年元旦大祭式辞

2015年1月2日 by syuseikai

「平成二十七年元旦大祭式辞」

平成二十七年の新春を謹んでお慶び申し上げます。

年の初めの大神様へのご挨拶を皆さまとともに述べさせていただけましたことに、感謝いたします。今年一年のご守護を賜れますようわたしたちのそれぞれが志を新たにする祀りごとになったことと思います。

皆さまにとって、昨年は、どのような一年だったでしょうか。お一人おひとりの運気に左右されるばかりではなく、世間全体の流れと同期する部分もあります。この現実の世界は、私たちの本源、霊的な世界と密接につながっています。皆さんのお一人おひとりの魂の成長にふさわしい現実が用意されるのです。ですから、私たちは、世界の流れを知って、私たち自身を磨く道しるべにすることができるのです。

昨年、平成二十六年は甲午(きのえうま)の年でした。それは芽生えであり、転換です。そして、「忤(さからう)」に通じています。ですから、現実世界では、現在の体制の成熟が促されと、同時に、その綻びが生じ、改革の動きが始まることを意味していました。

エボラ出血熱で世界中が恐怖におののき、韓国で旅客線「セウォル号」が沈没し、ロシアが「クリミア共和国」を国家承認することで、ウクライナ危機が深刻化するなど、いずれもが、その地域や国家に内在していた問題が表面化するばかりか、今後、改善される経過のようにも見えるのです。御嶽山(おんたけさん)の噴火で死者57人、行方不明者6人、あるいは広島市北部の土砂災害で74人が死亡されました。ご冥福をお祈りいたします。それらは、天災に見えて、私たち自身のあり方を問われ、学ぶ機会を提供されたように見えます。

パキスタンの十七歳の少女、マララ・ユスフザイさんがノーベル平和賞を受賞しました。最年少のノーベル賞受賞者です。彼女は、女性の教育権を求め、また、難民支援をしています。そうした活動は、現状に改めようとする活動です。甲午の年らしい成熟とその改革が現実に現れていることに注目が集まったように見えます。

今年は、乙未(きのとひつじ)です。乙(きのと)は、昨年、甲(きのえ)で芽吹いたものが、時期が早すぎて、苦労する状況を現しています。未は木の繁茂を示しますが、それが過ぎやすいのです。ですから、最近始めたことはそれまでの事柄によって抵抗にあいやすく、衝突します。そうした世界の流れの中で、ここにお集まりの皆さんは、それぞれのお役目を果たさせていただけるようにご自身を見失わないよう努められるように願っているのです。

後ほど、さくらふくむすめの皆さんの認定式を行いますが、毎年募集させていただいて、すでに第5回目になります。これまで同様に、ネット上のメディア、たとえばYOMIURI ONLINE、ロイター、INTERNATIONAL BUSINESS TIMES、SankeiBizなど三十あまりのメディアで取り上げていただいています。今回、とくに応募用紙での応募と電子メールでの応募もできるようにいたしました。その結果、多くの方の応募をいただきました。ほんとうにありがとうございます。

昨年、私はどなたもが、日常的に瞑想状態になる方法をまとめました。それが悟りをもたらします。そして、悟りがお一人おひとりの人生を確信に満ちたものにします。瞑想が特別な時間に限られるのではなく、日常を、常時、瞑想状態で過ごすためのセッションを本年より提供いたします。中今瞑想と称し、日本の古代からの私たちの生き方、今の瞬間を大事にする中今を基礎にしたものです。このセッションは、日常の生活とシームレスにつながりますので、日常で生じるストレスをそのときに消し去り、常時ツイている状態にすることができるのです。また、周囲との関係を改善し、それぞれの使命を全うすることができるようになります。

真理に基づく人類の普遍的な価値や叡智を、私たちは、この修生会で受けることができます。当会の「大憲章」にある「日本の最高文化国家建設と世界平和に寄与することを目的と」しての活動に、お集まりの皆さんは参画することができるのです。

現始大神様の下(もと)においでの会員の皆様方のおひとりおひとりに偉大な配慮と託された役割があります。そのお計らいに感謝し、どなたもが安心立命と世界人類の平和の実現のために努力精進させていただきたいものです。

新しい年を、皆様方とともに神様のご守護を受けて、健やかで、幸多き日々に過ごさせていただくことができますように心よりお祈り申し上げます。

平成二十七年元旦
          修生会会長 中澤鳳徳

「平成二十四年開祖生誕祭式辞」(人類は意識の変革を迫られている)を掲載しました

2012年4月2日 by syuseikai

平成二十四年開祖生誕祭式辞

 

本日は、お忙しい中、開祖生誕祭にお越しいただき、心よりお礼申し上げます。

この聖霊殿の前で皆さまと喜ばしい式典を執り行わせていただけることに感謝いたします。

当会の開祖であります中澤一聖様のお生まれになったのは、明治二十九年です。ここにおいでになれば、この月、満の百十六歳になられます。

開祖さまは、信仰篤く、教養ある母親から多くを学び、住み慣れた豊かで恵まれた丹波を出られ、朝鮮半島、大阪、神戸にいらっしゃいました。

開祖様は、大正時代の第一次世界大戦での大戦景気、世界恐慌、第二次世界大戦、そして高度経済成長時代と激動の時代を、見て来られたのです。

開祖様は、現始大神さまから授かった力を駆使して、人助けをされてきました。神戸の空襲で姫路に移られ、高砂の曽根でお世話になりながら、病気治しをはじめとする人助けに専心され、御技(みわざ)をもって、当時、不治であった癌を治すなどの奇跡を次々に起こしてこられました。

天地開闢から見知っていらっしゃる現始大神様が、時の満ちるのを待って、開祖さまを通じて、この地上で偉業を達成されようとしているのです。

この地上に降り立ったどなたもが、なみなみならぬ試練を課せられます。それは一方では、ご自身の魂を磨くためであり、他方では、神さまの世界から期待される地上世界を構築するためです。

昨年三月の東日本大震災も、人類に課せられた大きな試練の一つです。地震、津波、そして原子力発電所のトラブルで、世界中を震撼させました。

その未曽有の災害に被災された皆さまと、そのご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。またお亡くなりになられた皆さまのご冥福をお祈りいたします。そして復旧、復興にご尽力いただいている皆さまのご活躍をお祈りいたします。当会でも被災地の皆さまのために祈り、また節電や義援金を配慮いたしました。

開祖様は、生前に原子力発電が人類に良くないとおっしゃっていたと聞きました。人類が扱いかねるテクノロジーだったことが、今になって分かるのです。

いかなる世情にあっても、私たちは、いつでも地上に顕現する計らいを真摯に受け止めなければなりません。そして大きな災害は、人類の歴史の方向を大きく変えることになります。

新たな価値体系をもったまったき方々、まったき企業、まったき国家が活動を始めようとしています。新たな秩序の構築は、これまでの当然の人類の意識の変革を迫り、政治的には政策ではなく体制に及びます。経済的には拡大から縮小へ、そして文化は、物質的富裕から精神的富裕へと変化しようとしているように見受けられます。産業革命以降の価値が崩れ、新たな価値の体系が構築されるために、社会の大きな混乱を生じます。

真理に基づく人類の普遍的な価値や叡智を、この修生会で受けることができます。当会の「大憲章」にある「日本の最高文化国家建設と世界平和に寄与することを目的と」しての活動に、お集まりの皆さんは参画することができるのです。

現始大神様の下(もと)においでのおひとりおひとりに偉大な配慮と託された役割があります。そのお計らいに感謝し、会員のどなたもが、ご縁のある皆々様に対して分け隔てなく手を差し伸べ、一人ひとりの安心立命と世界人類の平和の実現のために努力精進させていただきたいものです。

開祖様のお誕生日のお祝いのこの日に寄せて、激動の時代を乗り越えられた開祖様の叡智をお借りし、また開祖さまの御業(みわざ)を通じて真理の光が修生会にご縁のあるより多くの方々の下(もと)に届けられ、皆様方のおひとりおひとりがそれぞれに託された使命を全うし、至福に満ち満ちますように念願して、本日の式辞とさせていただきます。

ありがとうございました。

 平成二十四年四月一日
         修生会会長 中澤鳳徳

平成二十四年元旦大祭式辞

2012年1月2日 by syuseikai

       平成二十四年元旦大祭式辞

平成二十四年の新春を謹んでお慶び申し上げます。

年の初めの大神様へのご挨拶を皆さまとともに述べさせていただけましたことに、感謝いたします。

一方でたいへん残念なことに、昨年の東日本大震災では、多くの方が行方不明になり、またお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。

そうした経験も糧にして今年一年のご守護を賜れますようわたしたちのそれぞれが志を新たにする祀りごとになったことと思います。

昨年、当会では、三つの出来事がありました。

一つめに、三月十一日の東日本大震災の直後から、被災された方々や関係された皆さま方のためにお祈りをし、また募金をいたしました。そして原子力発電所の事故を受けて節電しました。さらに被災者の皆さまの心のケアのために「ハート&ソウル」支援を進めました。

二つめに、神さまとのご縁のある方々のお役に立てるようにホームページの刷新とご紹介のカードなどを用意しました。ホームページを八月に刷新しましたが、とくにパソコンに不慣れな方やインターネットの環境が十分ではない方でも、またモバイルでも、見やすく分かりやすいホームページにいたしました。

三つ目に各種のメディアの対応をしました。さくらふくむすめの募集や東日本大震災の「ハート&ソウル」支援を、朝日新聞社のアサヒドットコムなど、のべ百ほどのメディアにとり上げていただきました。

昨年の元旦大祭で、平成二十三年は、辛卯(かのとう)で、「上が干す」、あるいは「枯れて、新しく生まれる」こと、つまりこれまで周囲に押しつけてきた人たちの意見が通らなくなり、また卯は、「閉じていた扉を無理に開く」ことなので、今までできなかったことが、犠牲を伴ってできるようになることを意味し、暴動や革命が起こりやすく、数年間で、各国の内部で変革が起こり、国家間の関係も変化することを説明しました。

昨年、実際、大きく取り上げられたいくつものニュースが、辛卯(かのとう)の年らしいできごとだったように思えます。

一月に北アフリカのチュニジアで長期独裁のベンアリ政権が、退陣要求デモに屈して崩壊、同月シリアのアサド政権では、デモ弾圧で騒乱が勃発し、現在も内戦への発展が懸念され、二月にエジプトでは長期独裁体制に対する民主化要求でムバラク政権が倒れ、五月にイスラム過激派テロリストとして知られるウサマ・ビンラーディンは殺害され、十月にリビアでは最高指導者カダフィ氏打倒を目指す内戦に発展し、カダフィ氏が死亡、十一月にイエメン騒乱でサーレハ大統領は、権力委譲に合意しました。十二月には北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去しました。

昨年、サッカーの「なでしこジャパン」が世界一になったことも「今までできなかったことが犠牲を伴ってできた」ことなのかもしれません。東日本大震災や原子力発電所の事故は「閉じていた扉を無理に開く」そのものにも見えます。

年が改まって、今年こそは、と思っていらっしゃる方も多いことでしょう。本年の干支(かんし)は、壬辰(みずのえたつ)です。

「壬(みずのえ)」の文字は、草木の内部に新しい種子ができた状態を表しています。「辰」は、陽の気が動き、草木が伸びる状態を表しています。また英雄が現れ、邪悪を放逐することとも見られます。「よこしまな」「ねじけた」をも意味し、一筋縄にはいかないかもしれません。

壬辰(みずのえたつ)は、水がダムに堰き止められている状態で、大きな力、可能性を秘めた年です。自然界の海や大地に眠る秘められたモノが注目を集めます。
 
外部から大きな災いが降りかかる意味を持っています。今年も各国の体制は変化しますので、これまでの各国の関係を変えてしまいます。それが禍(わざわい)となります。

新たな価値体系をもったまったき方々、まったき企業、まったき国家がカオスに秩序を作ろうとしているのです。

真理に基づく人類の普遍的な価値や叡智を、私たちは、この修生会で受けることができます。当会の「大憲章」にある「日本の最高文化国家建設と世界平和に寄与することを目的と」しての活動に、お集まりの皆さんは参画することができるのです。

現始大神様の下(もと)においでの会員の皆様方のおひとりおひとりに偉大な配慮と託された役割があります。そのお計らいに感謝し、どなたもが、わたしたち一人ひとりの安心立命と世界人類の平和の実現のために努力精進させていただきたいものです。

新しい年を、皆様方とともに神様のご守護を受けて、健やかで、幸多き日々に過ごさせていただくことができますように心よりお祈り申し上げます。

平成二十四年元旦
          修生会 会長 中澤鳳徳